×

Cロナ救った!3度先行許すも頭&芸術ヒール2発1アシスト

[ 2016年6月24日 05:30 ]

<ポルトガル・ハンガリー>2点目を決めるC・ロナウド(7)(AP)

欧州選手権1次リーグF組 ポルトガル3―3ハンガリー

(6月23日 リヨン)
 欧州選手権1次リーグ最後の4試合が行われ、決勝トーナメント(T)に進む16チームが決まった。F組ではポルトガルがFWクリスティアーノ・ロナウド(31=Rマドリード)の2得点1アシストの活躍でハンガリーと3―3で引き分け。各組3位の成績上位4チームに入り、16強へ進出した。初出場のアイスランドはオーストリアを2―1と破って初勝利を挙げ、2位で決勝T初進出。E組からはベルギーとアイルランドが16強入りした。

 負ければ敗退決定だったポルトガルをエースが救った。ハンガリーに3度先行を許しながら、C・ロナウドが3度同点劇を演出した。0―1の前半42分、ゴール前のスペースへ絶妙なスルーパスを通してFWナニの得点をアシストすると、1―2の後半5分には右クロスを右ヒールで左後方のゴールへ流し込む芸術弾で今大会自身初得点。2―3の同17分にはヘディングで自身2点目を叩き込んだ。大会歴代最多となる通算17試合目の出場を史上初の4大会連続ゴールで飾り、「記録は自然に生まれるもの。チームが絶体絶命だったのでうれしい。3度も負けかけたからね」と話した。

 不振のポルトガルを象徴するように、過去2戦はPK失敗など不発。この日朝には母国テレビ局の直撃取材に怒り、奪ったマイクを湖へ投げ込む暴挙に出て公式謝罪を要求された。信頼回復のためには、さらなる活躍でポルトガルを上位へ導くことが必要だ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月24日のニュース