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アルバニア 歴史的1勝!A組3位で決勝Tへわずかな望みつなぐ

[ 2016年6月21日 05:30 ]

ルーマニアから歴史的1勝を挙げ喜びを爆発させるアルバニア代表イレブン(AP)

欧州選手権1次リーグA組 アルバニア1―0ルーマニア

(6月20日 マルセイユ)
 A組の最終節2試合がリヨンなどで行われ、初出場のアルバニアは1―0でルーマニアを破り、初勝利。勝ち点3で同組3位となり、各組3位の成績上位4チームでの決勝トーナメント進出に望みをつないだ。ルーマニアは勝ち点1の最下位で敗退。既に16強入りを決めていた開催国フランスは0―0でスイスと引き分け、勝ち点7で同組首位が決定。スイスは同5の2位で、4度目の出場で初の1次リーグ突破を果たした。

 W杯を含めて主要国際大会初出場のアルバニアが歴史的1勝を挙げた。連敗で迎えた最終節。今大会出場チーム最低のFIFAランク42位の小国が、同22位ルーマニアを撃破した。今予選最少失点(10試合2失点)の相手から、前半43分にFWサディクが頭で先制ゴール。「決められたのはとても満足。でも、チーム全体が称賛されるべきだ」と、記念の欧州選手権1号を守り切ったイレブンを称えた。

 トリノでFW大黒(現J2山形)を指導したイタリア人のデビアージ監督が11年に就任し、堅守を構築。またコソボ紛争などで亡命した国外のアルバニア系選手を積極的に招集した。スイス生まれのMFジャカもその一人で、スイス代表入りした弟と初戦で大会史上初の兄弟対決が実現。指揮官は「世界中のアルバニアの人々に喜びをもたらした。決勝トーナメント進出に値するチームだ」と他組の結果待ちとなる16強入りを望んだ。

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