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メッシ バティに並んだ代表通算54点!2大会連続の4強に貢献

[ 2016年6月20日 05:30 ]

ベネズエラ戦で先制点を挙げたイグアイン(9)と抱き合って喜ぶアルゼンチン代表FWメッシ(AP)

南米選手権・準々決勝 アルゼンチン4―1ベネズエラ

(6月18日 米フォックスボロ)
 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(28=バルセロナ)が準々決勝ベネズエラ戦で今大会初先発し、1得点2アシストで4―1の快勝と2大会連続4強入りに貢献した。後半15分には今大会4点目、代表通算54点目をマーク。ガブリエル・バティストゥータが持つアルゼンチン代表歴代最多得点記録に並んだ。連覇を狙うチリはメキシコに7―0と大勝。準決勝は米国―アルゼンチン、コロンビア―チリの対戦となった。
【ハイライト(動画) 決勝トーナメント表 試合結果】

 メッシがひげ面を会心の笑みで満たした。2―0の後半15分、FWガイタンとのワンツーパスでGKと1対1となり、左足で股間を抜く代表通算54点目。母国の英雄バティストゥータに並んだ。バティストゥータは2得点を挙げた95年のスロバキア戦が国際Aマッチと認められず当初の56得点から数字が減った経緯があるが、メッシは「まだ記録を破ってはいないけど、バティゴル(バティストゥータの愛称)と肩を並べられてうれしい」と素直に喜んだ。

 前半9分に右クロスを絶妙な位置へ落とし、FWイグアインの先制弾をアシスト。後半26分にもゴール前へダイレクトパスを通してMFラメラのゴールを生んだ。5月27日の親善試合ホンジュラス戦で腰を痛め、今大会初戦は欠場。2、3戦目も途中出場だったが「100%の状態にすることが目標だった」という準々決勝で復調を示した。

 4月下旬から験担ぎのため、ひげを伸ばしている。「チームメートが許してくれないんだ。これが我々を優勝に導いてくれるってね」。バティストゥータは91、93年の南米選手権で母国を連覇へ導いたが、メッシは14年W杯と15年南米選手権で準優勝など主要国際大会は無冠のままだ。

 「個人的には記録よりも、この大会で優勝することしか考えていない」。背番号10の主将は悲願へ向け、かみそりとはしばらく無縁の生活を送る。

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