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浦和 先発5人入れ替えも…2連敗でV戦線から脱落

[ 2016年6月16日 05:30 ]

<G大阪・浦和>後半、浦和・興梠のドリブルを阻止しようとするG大阪・藤春(右)

明治安田生命J1第1S第10節最終日 浦和0―1G大阪

(6月15日 吹田S)
 3位浦和はG大阪に0―1で敗れ、優勝争いから大きく後退。オーバーエージ(OA)枠選手として代表入りが決定的な興梠慎三(29)は途中出場で不発に終わった。

 “荒療治”も効かず、2連敗を喫した浦和がV戦線から脱落した。ペトロヴィッチ監督はG大阪戦では11日の鹿島戦から先発5人を入れ替え。不調が続く前線はリオ五輪OA枠候補の興梠、武藤に代え、ズラタン、石原を送り出した。両サイドも駒井、関根を起用し、出場停止のDF森脇の代役には加賀を投入。だが、前半8分に槙野のシュートのこぼれ球から速攻を許すと、最後は宇佐美に先制点を許した。

 大なたを振るったはずが、出はなをくじかれる展開。後半は興梠、武藤を送り込むも、同ロスタイムに興梠が頭で合わせた絶好機はバーの上を通過。興梠も「歯がゆい気持ちがある。やっていることがなかなか通用しない」と悔しさを隠せなかった。10本のシュートも宿敵の守備ブロックにはね返され、逆に2次、3次攻撃時の裏のスペースを狙われた。

 4試合も勝利から遠ざかり、第1ステージ残り3戦で首位・川崎Fとの勝ち点差は7のまま。4戦連続無得点は残留争いを強いられた11年10月以来と苦い記憶も呼び起こされる。「それを振り払う内容と結果を出していかないといけない」と槙野。ゴールという結果が、今の浦和への特効薬となる。

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2016年6月16日のニュース