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イングランドのフーリガン ロシア戦前に警官隊衝突 1人重体

[ 2016年6月12日 01:51 ]

マルセイユで地元警察と衝突したフーリガン(AP)

 欧州選手権が開催されるフランスのマルセイユで、11日午後にフーリガンと警官隊と衝突する騒ぎが発生した。

 地元での報道によると、11日の1次リーグB組のイングランド―ロシア戦を前に、9日からフーリガンによる乱闘騒ぎが発生していたが、試合当日に大暴れしたのは主にイングランドのフーリガンとみられている。

 警官隊は催涙ガスで鎮圧にかかったが、数人のケガ人が出ており、うち1人は重体で心臓マッサージに受けている模様だ。「それまでは楽しいお祭りの雰囲気だったのに、ロシア人がやってきたのを見て、突然イングランドのフーリガンが椅子やテーブルを投げて暴れ出した」「マルセイユの地元住民も少し前からイングランドのフーリガンを挑発していた」など、目撃情報は錯綜している。

 イングランドのフーリガンは98年W杯でもマルセイユで暴れ、マルセイユの地元住民と衝突した経緯がある。このため、もともとハイリスクだったこの試合の舞台をマルセイユに設定したUEFAに疑問の声も上がっている。また、また自国フーリガンの事前取締りを任されているイギリスの警察当局にも批判の声が上がっており、今後のフーリガン対策が注目されそうだ。

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2016年6月12日のニュース