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J2松本に試練…隼磨 網膜はく離で右目手術 全治不明

[ 2016年6月10日 05:30 ]

8日に網膜剥離(もうまくはくり)の手術を受けたJ2松本のDF田中隼磨

 J2松本は9日、元日本代表で松本市出身のDF田中隼磨(33)が、8日に右眼裂孔原性網膜剥離の手術を受けたと発表した。全治の時期は未定。田中が1年半ぶりにベンチ外となった8日の首位札幌戦に勝利し自動昇格圏の2位に浮上したチームにとって大きな痛手となった。

 手術はユース時代から住み慣れ親しんだ横浜市内の病院で行った。クラブは受傷日時について複数の原因が考えられることから特定できないとし、全治の時期は経過を見た上で発表するとした。

 田中は5日、自らが運転する車で松本市内の練習場に現れ、普段と変わらぬ様子で全メニューを消化。翌6日は練習を早めに切り上げていた。

 14年には右膝半月板損傷の重傷を隠しながらクラブのJ1初昇格に貢献するなど、チーム最年長にして精神的支柱的な存在。反町康治監督(52)は札幌戦後の会見で「貢献度、経験値という意味で影響は大きい」と離脱の穴の大きさについて言及。「それでも試合は進んでいく。乗り越えなければ、新しい道は開けないし、乗り越えなくてはいけない」と長期離脱を覚悟しているように話していた。

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2016年6月10日のニュース