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U23久保、極秘トレ開始 激痛走った右膝 手術回避も敵は“恐怖心”

[ 2016年6月10日 05:35 ]

古巣であるJ2京都の練習場で自主トレをスタートさせたU―23日本代表FW久保

 U―23日本代表FW久保裕也(22=ヤングボーイズ)が9日、古巣・J2京都の練習場で極秘トレを開始。練習後、衝撃的な発言を残した。

 「クラブのドクターから右膝半月板と側副靱帯(じんたい)をつなぐ靱帯に損傷がある。そこが切れると半月板にも影響が出るから手術しろ、と言われた」

 4月中旬に膝を痛め、U―23代表のトゥーロン国際大会も参加できず。当初は全治1カ月の診断だったが、ボールを蹴ると「激痛が走る」ほど回復が遅れた。そして5月23日に膝にメスを入れることを勧められた。手術すれば全治3カ月。五輪出場はアウトの危機的状況だった。だが知人の紹介で別の医師に診察を受け、代表ドクターにも診察してもらった。結果、手術なしでも完治できる方法があったという。

 この日はサーキットトレーニングで汗を流し、「激痛が走った」以来となるシュート練習も行った。「1つの動作で痛みが出る時もあるけど、思ったよりも調子が良かった。まだ踏み込む際に恐怖心があるので、それをぬぐい去らないといけない」。本大会まで残り2カ月。「それまでは自分のことに集中する」。大一番へエースは完全復活を目指す。

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2016年6月10日のニュース