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本田、改革へ持論展開「祐希みたいな選手が何人、何十人出てこないと」

[ 2016年6月8日 06:10 ]

<日本―ボスニア・ヘルツェゴビナ>後半、ベンチから戦況を見つめる(右から)長友、香川、本田、川島

キリン杯決勝 日本1―2ボスニア・ヘルツェゴビナ

(6月7日 吹田S)
 左膝裏痛で2試合ともピッチに立てなかったFW本田だが、この敗戦を受け入れていた。アジア2次予選を無敗で通過。ブルガリアに大勝した直後に、厳しい現実に引き戻された。「収穫は負けたこと。いい時期に負けた。若手を試せたのも大きな収穫」とチームの現状を知る意味で良い機会だったと受け止めた。

 13日に30歳になる本田は、20代最後の試合は出場できずじまい。「時の早さにびっくりしますよね」と話したが、ピッチの外から初先発した浅野や初出場となった小林祐から多くのものを感じ取っていた。試合後には浅野が号泣。「ミランでも負けて泣く選手はいる。考え方は2つあって、泣くなよ、という考えと、泣くほど悔しいのかと。僕は悔しくては泣かない」と語った。強気にゴールに迫った小林祐には過去の自分と照らし合わせ、「祐希は面白い。爪痕を残そうという気持ちがあった」と評価した。

 本田は「祐希みたいな選手が何人、何十人出てこないと。もっと大きな範囲で日本の教育、育成を考えていかないといけない」と言った。強烈な“個”を輩出していくため、サッカー界だけでなく、日本全体に抜本的な改革が必要だと持論を展開していた。

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2016年6月8日のニュース