新潟　武蔵復帰弾も…逆転負けで２年連続ナビスコ杯決勝Ｔ逃す

福岡に逆転負けし、肩を落とす新潟イレブン

ナビスコ杯予選リーグＢ組 新潟２―４福岡

（6月5日 レベスタ）
　新潟はアウェーで福岡と対戦し２―４で敗れた。通算２勝１分け３敗となり勝ち点を積み上げられず２年連続決勝トーナメント進出はならなかった。

　前半６分にＦＷ山崎亮平（２７）の今季初ゴールで先制点を奪ったまではよかったが、その１０分後に悪夢が待っていた。前半１６分にＭＦ鈴木のロングフィードを前に飛び出したＧＫ川浪吾郎（２５）が目測を誤ったのか、川浪の頭を越えてＦＷ金森に同点を許してしまう。そこからズルズルと失点し前半だけで３失点。リーグ戦の仙台戦に続いて２戦連続の４失点。指揮官は「先制して落ち着いて（試合が）進むはずが、失点して若干感情的になってしまった。裏に走ってのカウンター狙いは何回もやってきたが発揮できなかった」と悔しさをにじませた。

　だが今後に向けて明るい話題もある。左腿を負傷していたＦＷ鈴木武蔵（２２）が後半２６分から途中出場しＪ１公式戦３１２日ぶりに復帰を果たした。そして同３７分にはＭＦ加藤大（２５）の左ＣＫを頭で合わせて復活ゴールを決めた。「（ＤＦ）亀川に競り勝つことだけを考えていたがうまく当たってよかった」と結果も出した。

　１１日にはリーグ戦のホーム大宮戦を控える。ＭＦレオ・シルバ（３０）は「最低な試合にしてしまった。今後は全ての力をＪリーグにつぎ込みたい」と気持ちを切り替えてＪ２降格圏を抜け出すことに全力を注ぐ。