川島　３５３日ぶり先発あるぞ！非公開練習で主力組入る

＜日本代表合宿＞並んでランニングを行う（左から）川島、小林祐、香川ら

日本代表合宿

（5月31日 豊田ス）
　３日のブルガリア戦に日本代表ＧＫ川島が先発する可能性が浮上した。関係者によれば、この日の非公開練習で主力組のゴールマウスを守ったのは川島だったという。出場となれば、１５年６月１６日のＷ杯アジア２次予選シンガポール戦（埼玉ス）以来、３５３日ぶりに代表のピッチに戻ることになる。

　今年は所属先の決まらない“浪人生活”からスコットランドのダンディーＵに移籍するなど、苦悩の一年を送った。「年齢を感じながらやることはない。ピッチ上では勝ち負けしかない」。そう話すチーム最年長の３３歳は、この１年間で成長した姿をハリルホジッチ監督に見せるつもりだ。

　指揮官は前日、ＧＫを除くＤＦ陣に各自のプレーをまとめた映像を見せるなど、チームに守備の意識を植え付けている。川島にとっては真価の問われる一戦となるが、ＧＫ陣について指揮官は、Ｗ杯最終予選も見据え「競争してほしい。合宿しながら見て決めます」と横一線を強調する。ただ、川島については昨年１２月には所属先の決まらない状況でも国内組の食事会に呼ぶなど、指揮官の期待値は高く、３月の代表活動には約９カ月ぶりに招集した。そして、今回。川島にやっと出番が回ってくる。

　代表キャップ数は７１試合。２大会連続でＷ杯のピッチに立った川島は、その座を簡単に譲るつもりはない。