マンＵモウリーニョ新監督、ユーベの仏代表ポグバ獲り希望　英紙

ユベントスのポグバ（左から２人目）（ＡＰ）

　マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ新監督（５３）が、ユベントスのフランス代表ＭＦポール・ポグバ（２３）の獲得を希望していると、英紙タイムズが２９日に報じた。３年契約で就任した新指揮官は、チームの“骨格”となる３つのポジション（センターＦＷ、セントラルＭＦ、センターバック）の補強をクラブ首脳に直訴。ベンフィカのポルトガル代表ＭＦレナト・サンチェス（１８）の争奪戦でバイエルン・ミュンヘンに敗れたことを受けて、ポグバ獲りに本腰を入れるという。

　０９年に１６歳でマンチェスターＵの下部組織に加入したポグバは１１年にトップチームに昇格したが、出場機会が少なかったことから契約延長を拒否。契約が満了した１２年に移籍金なしでユベントスに移籍し、当時監督だったファーガソン氏を激怒させた因縁がある。移籍金は英メディアで６１００万ポンド（約９９億円）と伝えられており、“０円”で流出した選手を大金を使って買い戻す形となる。

　センターＦＷは、パリＳＧを退団するスウェーデン代表ＦＷズラタン・イブラヒモビッチ（３４）の獲得を進めており、センターバックは速さと戦術理解の高さを兼ね備える選手を探しているという。