×

G大阪勝利の鍵は冷静な岩下?長谷川監督「イエローをもらわないように」

[ 2016年5月20日 17:43 ]

明治安田生命J1第1S第13節第1日 G大阪―広島

(5月21日 Eスタ)
 G大阪は21日、明治安田生命J1リーグ第1ステージ第13節で敵地に乗り込み、広島と対戦する。現在2戦負けなしで開幕当初の13位から8位に浮上。守備陣は最近2試合1失点と安定しつつあるが、それはDF岩下敬輔(29)の復帰が大きい。

 岩下は昨年11月7日に行われたホームの広島戦で足首や膝に負傷を抱える中でプレーし、先制の直接FKを与えるファウルを犯した。試合後、長谷川健太監督(50)は当面の起用を見送る方針を明言。その後、岩下は膝の手術を受けた。

 懸命なリハビリを経て戦列復帰したのは、今年5月3日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦から。4月中旬に鎖骨骨折から復帰したDF丹羽大輝(30)とともにセンターバックを形成。2失点で敗れたものの「守備で体を張るところは張れた」と手応えを感じた1戦でもあった。

 2―1で逆転勝ちした前節・磐田戦(13日、吹田S)では得意のビルドアップで攻撃の起点にもなった。岩下の戦線離脱のきっかけとなった広島との“再戦”に向けて長谷川監督は「(復帰後)3試合連続でイエローカードをもらわないようにして欲しい」と、岩下が昨年の苦い記憶を払拭しようとして熱くなり過ぎる可能性を懸念したが、岩下は「意識?全然ない。相手は気にしない。自分たちの内容が良くなっているし、やることをやれば良い」とあっけらかん。昨年5月10日のアウェー広島戦では決勝アシストをマークしており、「相性が悪いとも思っていない」とむしろいい印象を持っていることを強調した。

 G大阪の3試合負けなしは今季ここまで1度きりだが、昨季の年間王者を叩けば、一気に波に乗る可能性もある。岩下は「チームのために必要なプレーをしたい」とまずは無失点を誓った。

続きを表示

2016年5月20日のニュース