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なでしこ、五輪最終予選から平均3歳以上若返り 最年長は87年生まれ

[ 2016年5月20日 15:55 ]

なでしこジャパン監督の高倉麻子氏

 日本サッカー協会は20日、5月30日から米国遠征を行う女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー20人を発表。高倉麻子監督(48)が新たに就任後、初めてとなる代表チームには、長くなでしこジャパンを支えてきた多くのメンバーが選ばれず、世代交代を印象づけた。

 エースストライカーのFW大儀見優季(28=フランクフルト)や、昨年限りで現役を引退した澤穂希さん(37)と長くダブルボランチを組んできたMF阪口夢穂(28=日テレ)は選出されたが、2011年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会優勝メンバーで、3月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選にも出場したGK福元美穂(32=岡山湯郷)、DF近賀ゆかり(32=INAC神戸)、DF岩清水梓(29=日テレ)、DF鮫島彩(28=INAC神戸)、MF川澄奈穂美(30=INAC神戸)、FW大野忍(32=INAC神戸)らは落選。

 澤さんの後を受けて主将を務めてきたMF宮間あや(31=岡山湯郷)は代表招集されたが辞退し、平均年齢は五輪最終予選の27・15歳から23.95歳へと3歳以上若返った。五輪予選からはちょうど半分にあたる10人の選手が入れ替わり、1987年生まれで28歳の大儀見、阪口、有吉が最年長となった。

 高倉新監督の初陣となる今回の米国遠征は、6月2日(日本時間3日)と5日(同6日)に行われる国際親善試合でFIFAランク1位の米国と対戦。高倉監督は「新しいなでしこジャパンの出発となる試合を世界一の米国とできるのことは大変幸せに思っている」とし、「結果を恐れずにぶつかってきたい」と決意を述べた。

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2016年5月20日のニュース