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川崎F 熊本出身の谷口、車屋 被災の故郷に心痛 勝ってパワー送る

[ 2016年5月13日 17:06 ]

 熊本地震が発生して14日で1カ月がたつ。

 川崎Fの熊本出身、DF谷口と車屋は8日の柏戦後に熊本へ帰郷し、故郷の変わりように心を痛めた。飛行機で羽田から福岡へ飛び、新幹線で熊本へ。「実際に自分の目で見ると違った。家は思った以上にひどかった」と、谷口は振り返った。実家は住める状態ではなく、両親は近くに仮住まいを見つけて既に引っ越した。

 車屋の実家は一部破損したが、何とか住める状態になり、既に両親は家に戻っている。だが、実家から車で約10分の益城町の震源付近では家々が倒壊して、目を覆う状態だった。母校の熊本市立長嶺中学校にも行った。既に避難していた人はいなかったが、サポーターらから託された支援物資を送ったことを校長に感謝された。が、「みんなに感謝された。サポーターが集めてくれて、感謝している」と、言う。

 復興への道は長いかもしれない。谷口は「何かできることがあれば、進めていこうと思っている。いろいろやってあげたいし、継続してやりたい」と、故郷にエールを送る。車屋も「サッカー教室をやって、みんなに喜んでもらえたら」と、力を込める。まずは14日の神戸戦(等々力)に勝って、熊本に力を送る。

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2016年5月13日のニュース