Ｇ大阪　井手口、Ｕ―２３代表選出に「頑張りたい」も表情複雑

　Ｇ大阪ＭＦ井手口が親善試合ガーナ戦（１１日、ベアスタ）に臨むＵ―２３日本代表に選出された。「頑張りたい」と短い言葉で決意を表した。

　言葉が弾まないのには理由がある。４月に左足首を痛めて離脱していたが、敵地で行われた３日のＡＣＬメルボルン・ビクトリー（オーストラリア）戦で戦列復帰したばかり。それだけに「五輪も大事だけど、自分としてはヤット（遠藤）さんと今野さんからポジションを奪いたい」とクラブでの定位置奪取を強く意識している。ガーナ戦、続くトゥーロン国際大会のメンバーに選出されればクラブを長期間離れなければならない。「代表はその先にある」。五輪だけではなく、将来的なＡ代表入りも見据えるからこそ戦列復帰後すぐにチームを離れることに、複雑な表情を浮かべた。