札幌 3戦連続1―0完封!5年ぶりの首位に浮上

[ 2016年5月4日 05:30 ]

金沢を下し、勝利のハイタッチをする札幌イレブン

明治安田生命J2第11節 札幌1―0金沢

(5月3日 石川西部)
 来たあー!ついに首位だ。J2札幌は3日、アウェー(石川西部)で最下位・金沢と対戦。前半17分にFWジュリーニョ(29)がMFマセード(28)からのクロスを頭で合わせ、貴重なゴールを決めた。この1点を守りきり、今季初めて“ブラジルホットライン”で1―0勝利。これで3試合連続の1―0完封で、2年ぶりの3連勝を飾った。勝ち点も23に伸ばし、今季第11節で11年以来5年ぶりとなる首位に躍り出た。
【試合結果 J2順位表 得点ランキング】

 待っていた。こんな瞬間を。試合終了のホイッスルから約2時間、「町田がドロー」の一報が飛び込み、今季11試合目でその座を引き寄せた。J1昇格を決めたあの11年以来となる首位だ。呼び込んだのは「チーム・ブラジル」だった。

 前半17分。右サイドのマセードが高速クロスを上げ、ニアサイドでジュリーニョが完璧に合わせた。一瞬の出来事に金沢のGK原田も反応しきれない。「速い素晴らしいボール。合わせるだけだった」。今季2得点目は初のブラジルコンビ弾。深い絆とプロ意識が生んだゴールだった。

 日頃から高い要求をお互い求め合う2人。「うるさいくらい要求してるよ、ケンカになるくらいね。それが結果につながったかな」。ジュリーニョはちゃめっ気たっぷりに笑った。1日のクロスシュートの練習。精度の高いクロスを供給できないマセードは厳しい言葉を受けたが、今季初アシストで見返して「しつこい時は受け流してるよ」と笑い返した。

 そんな2人に続いて、FWヘイスも後半36分から5試合ぶりに出場。FW都倉に鮮やかなスルーパスを通すなど躍動した。「マセードが上げてジュリが決めて僕がベンチで喜ぶ。3人のゴールだよ」と冗談交じりに祝福した。

 3人の思いはブラジルにも届いたはずだ。試合前日の2日、ブルーノコーチが父親の体調不良のために一時帰国。ジュリーニョが「彼のためにもチーム全員で戦えたのは良かった」と言ったように、ブラジル人助っ人3人は特別な気持ちが入っていた。そんな思いが込められた1点を守りきって1―0の勝利。これで3年ぶりとなる3試合連続の完封勝利だ。

 念願の首位。ジュリーニョはこう言った。「全員が一つになり戦ってるから勝てている」。この座は、もう誰にも渡すつもりはない。

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