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熊本“復興支援マッチ”22日ホーム水戸戦は柏で代替開催

[ 2016年5月3日 05:30 ]

練習を終えインタビューに答えるJ2熊本のFW巻

 会場が未定となっていたJ2熊本の第14節、22日のホーム水戸戦が千葉県柏市の日立柏サッカー場で開催されることが発表された。当初は熊本の本拠地「うまかな・よかなスタジアム」で行われる予定だったが、被災地に届ける支援物資の拠点となっており、ホームとアウェーの入れ替えや熊本県外の代替地を探していた。

 池谷友良社長は「関東や関西など全国に熊本の状況を発信したい、復興のシンボルとなるゲームをしたいと考えていた」とクラブとしての意向を説明。多くのスタジアムの空きがない中、クラブでスタジアムを保有しているJ1柏が手を挙げる形となった。FW巻は「本当はホームの熊本で戦えるのが良かった。それでも、試合をできる環境をつくっていただいただけでありがたい。関東からもたくさんの支援を受けているし、熊本の今の全力を見せられたら」と話した。

 熊本のホーム戦として行われ、“復興支援マッチ”として開催予定。「熊本の状況を伝えるために写真展を行いたいと考えている。(今後も)アウェーでは特に力を入れたい」と池谷社長はアイデアを披露し、「いつもなら黄色に染まるが、赤に染めていきたい」と青写真を描いた。28日の第15戦の町田戦もホーム戦だが、現段階では本拠地開催の見通しは立っていない。10日までに会場の安全性の確認などを行った上で、決定する方針だ。

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2016年5月3日のニュース