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アトレチコ先勝!21歳サウル「最も素晴らしい」独走弾

[ 2016年4月29日 05:30 ]

<Aマドリード・バイエルンM>決勝ゴールを決め、チームメートを背負うサウル(AP)

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦 Aマドリード1―0バイエルンM

(4月27日)
 27日に欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦1試合が行われ、アトレチコ・マドリードがバイエルン・ミュンヘンに1―0で先勝した。前半11分にスペイン代表MFサウル・ニゲス(21)が先制点を決め、その後は堅守で相手の反撃をしのぎ、逃げ切った。一方のバイエルンMはボール支配率で69%と圧倒しながら不発。第2戦は5月3日にミュンヘンで行われる。

 Aマドリード生え抜きの新星サウルがスーパーゴールを決めた。敵将のグアルディオラ監督に「スペインにまた大きな才能が現れた」と言わしめる一撃。前半11分、センターサークルでボールを受けるとドリブルを開始。まずMFティアゴをかわすと、左から右への鋭い切り返しでDFベルナト、MFシャビ・アロンソも突破し、相手のスペイン人選手を3人抜き。ペナルティーエリア内に進入し、最後は利き足の左足で左隅に決めた。「僕のサッカー人生で最も重要で素晴らしいゴール」と自画自賛した。

 貴重な1点を守り切って先勝。今大会11試合でわずか5失点という堅固な「盾」は、圧倒的な攻撃力を誇るバイエルンMの「矛」を封じた。翌28日に控えていた46歳の誕生日の前祝いに、シメオネ監督は「決勝進出の可能性を持って敵地で戦える」と2季ぶりの決勝進出への手応えを口にした。

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2016年4月29日のニュース