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香川今季8点目!ここ6戦で4発 中2日でも疲れ知らず

[ 2016年4月24日 05:30 ]

<シュツットガルト・ドルトムント>前半、ゴールを決める香川(右)

ブンデスリーガ第31節 ドルトムント3―0シュツットガルト

(4月23日)
 ドルトムントの日本代表MF香川真司(27)が23日、敵地でのシュツットガルト戦に先発出場し、前半21分に先制ゴールを決めた。10日のシャルケ戦以来、2試合ぶりとなる今季8得点目。後半戦に入り一時は出番を失っていたが、レギュラーを奪回した3月13日のマインツ戦から6戦4発。フル出場で3―0の快勝に大きく貢献し、完全復活を印象づけた。

 完全にフリーになった。0―0の前半21分、左サイドを駆け上がったMFムヒタリャンが左足クロスを上げる。中途半端なバウンドとなったが、ファーサイドに走り込んだ香川は強引に右足を合わせてネットを揺らした。全3得点に絡んだ20日のドイツ杯準決勝ヘルタ戦から中2日。体力的には厳しい状況も、好調ぶりが上回った。

 今季前半戦は4―3―3のインサイドハーフで出場し17試合で4得点だった。しかし、後半戦に入るとトゥヘル監督が攻撃時に3―2―4―1となるシステムに方針を変更。香川はシャドーの役割を求められたが、適応できずに出番を失った。「ポジションが違ったり、難しさはあった。フラストレーションがたまる時間もあった。でも、ふてくされたら終わりだと思ってたから。自分に言い聞かせて毎日、練習するしかなかった。それを繰り返した結果、良い流れになりつつある」。先発復帰したマインツ戦から6戦4発。完全にチームにフィットした。

 後半11分にはダメ押し弾の起点となった。左サイドを突破してクロスを上げるとFWラモスがヘディングシュート。一度は相手GKに阻まれたが、ムヒタリャンが決めた。前半45分に17歳MFプリシッチがこぼれ球を押し込み追加点を挙げた場面でも、きっちりゴール前に詰めていた。相手にとって脅威となり続けた香川。リーグ戦残り3試合とドイツ杯決勝に向けて、ラストスパートをかける。

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