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本田 熊本県に1000万円寄付「与えられた役割を行動に」

[ 2016年4月24日 05:30 ]

熊本地震の支援として1000万円を寄付した本田

 ACミランで日本代表MF本田圭佑(29)が熊本地震の被災地支援のため、熊本県に1000万円を寄付した。23日に所属事務所が発表した。本田は震災発生直後の16日、「おのおのに与えられた役割を行動に移すことが求められている」と、自身のホームページ上で発言しており、早速、実行に移した。また、元日本代表FW大久保嘉人(33=川崎F)らJリーガーも次々と被災地支援に立ち上がり始めた。

 遠く離れたイタリアの地から本田が支援の手を伸ばした。地震発生から1週間以上がたったが、今も避難所生活を強いられている被災者の支援や、復興支援のために、1000万円という多額の私財を投じた。「おのおのに与えられた役割を行動に移すことが求められている」。16日に発した自らの言葉を行動で示してみせた。

 寄付という行為を隠すことも可能だったが、あえて発表することにこだわった。所属事務所によれば「発表することで、寄付という形や金額ではなく、多くの人に“それぞれができることを行動に移してほしい”」という、本人の強い意向があったためだという。トップ選手としての影響力を最大限に生かし、支援の輪を広げたい考えだ。

 本田は13年には11年東日本大震災の被災地である宮城県石巻市内に、自身のホームページ上で募った義援金と、自身の寄付金を合わせて約1800万円のフットサルコートを建設した。現在でも義援金を募集するなど、これまでも積極的に被災地支援を行ってきており、熊本のことも見過ごすことはできなかった。

 本職では所属するACミランで最近2試合連続で出番なしに終わっている本田だが、ライバルのMFボナベントゥーラがケガのため離脱。25日のベローナ戦でチャンスが回ってくる可能性も出てきた。今度はプレーで被災地を勇気づけるためにも、レギュラー奪回を目指す。

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2016年4月24日のニュース