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Jリーグで“珍事” 試合後、リポーター妻が夫に勝利監督インタビュー

[ 2016年4月23日 16:18 ]

明治安田生命J2第9節第1日 水戸3―0東京V

(4月23日 駒沢)
 明治安田生命J2リーグは23日、各地で第9節の10試合が行われ、東京Vと水戸が対戦した駒沢陸上競技場で珍しいシーンがあった。

 昨季途中から水戸を率いる西ヶ谷隆之監督(42)は2008年から2年間にわたり東京Vのジュニアユース(中学生年代)で監督を務め、若手の多い東京Vでは当時のジュニアユース選手が現在の主力にあたる。リオデジャネイロ五輪出場を果たしたU―23日本代表の手倉森誠監督(48)も視察に訪れたこの試合で先発したDF安在和樹(21)やFW高木大輔(20)らが教え子だが、狭いサッカー界、そのような“かつての師弟対決”はよくあること。珍しいのはそこではない。

 実は中継した「スカパー!」で試合のリポートを担当した高木聖佳リポーターは西ヶ谷監督のれっきとした妻。高木リポーターは長く東京Vを担当しているが、西ヶ谷監督がシーズン途中にコーチから監督へ就任した昨年6月には、すでに東京Vホームでの水戸戦が終わっており“夫婦共演”は実現していなかった。

 中継では、西ヶ谷監督のハーフタイムコメントを高木リポーターが伝え、水戸が3―0で快勝した試合後には「勝利監督、西ヶ谷監督に来ていただきました」と妻が夫にインタビュー。高木リポーターの「おめでとうございます」という呼びかけに西ヶ谷監督が「ありがとうございます」と応じ、「今季最多3ゴール、そして無失点です。うれしい結果ですよね」という笑顔の妻に夫が「はい、うれしいです、素直に」と応じるシーンも。照れくさいのか、インタビュー中、一切目は合わせなかった。

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2016年4月23日のニュース