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U23 リオ五輪“前線基地”はジーコ氏推薦アラカジュに決定!

[ 2016年4月22日 05:35 ]

JFAハウスで取材に応じたU―23日本代表の手倉森監督

 リオデジャネイロ五輪(8月4日開幕、ブラジル)に出場するU―23日本代表の直前合宿地がブラジル北東部のアラカジュに決まったと21日、日本サッカー協会が発表した。手倉森誠監督(48)は文京区のJFAハウスで取材に応じ、合宿地の選定に関し元日本代表監督のジーコ氏(63)の助言があったことを明かした。

 手倉森監督は14年のW杯ブラジル大会を視察した。その時、住友金属時代から親交のあるブラジルのレジェンドと再会。合宿地の相談にものってもらった。「アラカジュ近辺の名前を挙げてくれた。それが頭にあった」と、明かした。最終的には初戦のナイジェリア戦(4日)、第2戦のコロンビア戦(7日)が行われるマナウスが高温多湿な地域だったことから、比較的気候の近い同所に決定した。

 マナウスの8月の平均最高気温は約32度、湿度は80%。その気候に徐々に慣れるためにも、同月の平均最高気温約28度のアラカジュで7月22日から約1週間程度、体を慣らし、約2680キロ離れた決戦の地に乗り込む。ホテル、練習場はW杯1次リーグで日本と同組で決勝トーナメントに進出したギリシャが合宿を張った場所。ホテルから練習場、空港まで車で約10分と近く、コンディションニグの施設も充実しているという。「ピッチもはげている所がないし、(練習場には)アイスバスができる場所がある。ホテルにはミーティング、メディカル、リラックスルームにできる大きな部屋が4つある」と、長所を挙げた。

 2年前のW杯ではベースキャンプ地のイトゥが想定外に寒かったこともあり、コンディショニングに失敗し1次リーグで敗退した。「(勝負は)準備で決まる」と、指揮官。「知らないうちに勝つ。あら?勝つ(アラカジュ)ということ」と、ダジャレもかましながら、本番へ向けて着々と準備を進める。

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2016年4月22日のニュース