Ｃロナ３発！レアル　初戦０―２からの大逆転でＣＬ４強進出

ボルフスブルク戦でハットトリックを決め喜ぶレアル・マドリードのＣ・ロナウド（ＡＰ）

　欧州ＣＬ準々決勝第２戦は２試合が１２日に行われ、史上最多１１度目の優勝を狙うレアル・マドリードはポルトガル代表ＦＷクリスティアーノ・ロナウド（３１）のハットトリックで３―０とボルフスブルクに快勝。第１戦の０―２敗戦から２戦合計３―２とする大逆転で６季連続の準決勝進出を決めた。マンチェスター・シティーはパリＳＧを１―０で下し、２戦合計３―２で初の４強入り。パリＳＧは４季連続の準々決勝敗退となった。

【欧州ＣＬ決勝トーナメント】

　劇的な逆転突破の立役者はピッチに大の字になって歓喜に浸った。Ｃ・ロナウドが窮地に立ったＲマドリードを救う大活躍。ハットトリックの記念のボールを抱えて会見場に現れ「ゴールを決めることは俺のＤＮＡ。完璧な、魔法のような夜だった」と胸を張った。

　独り舞台だった。前半１５分、右クロスを押し込み先制。２分後にも左ＣＫをニアで頭で合わせて加点し、２戦合計で同点とした。“決勝点”は後半３２分のＦＫ。シュートは相手６人の壁の右から２人目と３人目の間の胸元をすり抜け、ゴール右隅に突き刺さった。

　現行方式の決勝トーナメントで、敵地第１戦で０―２で敗れたケースは通算１６度目だが、本拠地第２戦で逆転できたのはわずか３度目。３点目が決まった時に、ズボンが破れるほど喜びを爆発させたジダン監督は「世界一の選手ということを証明した」とエースへの賛辞を惜しまなかった。

　≪ＣＬ最多更新９３得点≫Ｃ・ロナウドは欧州ＣＬの最多得点記録を９３に更新。ハットトリックは５度目で、バルセロナＦＷメッシの最多記録に並んだ。また今季１６点目で、１３～１４年に自身が記録したシーズン最多記録にあと１に迫った。また、チームの６季連続の準決勝進出は、０８～１３年のバルセロナに並ぶ大会記録となった。