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C大阪 堅首!リカルド 来日初ゴールが決勝点に

[ 2016年4月10日 05:30 ]

<清水・C大阪>後半24分、先制点を決めたリカルド

明治安田生命J2第7節第1日 C大阪2―0清水

(4月9日 アイスタ)
 明治安田生命J2第7節第1日は各地で10試合が行われ、首位のC大阪はFWリカルド(29)の今季初ゴールなどで、敵地で清水を2―0で下し、6勝1分けで勝ち点を19に伸ばした。2位の町田は山形を1―0で破り、5連勝で16とした。札幌、讃岐、千葉、熊本が勝ち点13で続いている。

 ようやく生まれた来日初ゴールがC大阪の決勝弾となった。序盤の劣勢を耐え、迎えた後半24分だった。MF山村の縦パスを受けたリカルドが反転すると、左足で放った強烈な一撃がゴール右に突き刺さった。「(初得点を)みんな待っていたと思うけど、僕が一番待ちわびていたよ」。待望の今季1号に助っ人FWの表情がゆるんだ。

 開幕から無敗街道を走る中で、攻撃陣でひとりだけゴールがなかったのが1トップのリカルドだった。焦りはあった。だが、前線で起点を作り、労を惜しまず守備をする助っ人に大熊清監督は「心配するな」と声を掛けた。「あいつには違う貢献度があるから。“リカ(リカルド)に点を取らせたい”と周りの選手も話していてね」。得点後に多くのチームメートが駆け寄ってきたのは、何よりの信頼の証だった。

 後半37分には山村が追加点。今季初めて2点差以上での勝利を飾り、アイスタ(旧日本平)で勝つのは12年ぶりとなった。09年以来の開幕7戦連続無敗で首位をキープ。ただ、長丁場のJ2はまだ序盤。主将の柿谷は勝利の余韻に浸ることなく「またこれからが大事になる」と次戦を見据えた。 

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2016年4月10日のニュース