×

森重2発首位浮上弾!“不可解PK”も何の!1次L突破大前進

[ 2016年4月7日 05:30 ]

江蘇戦の後半、決勝ゴールを決め声援に応えるFC東京・森重

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)E組のFC東京が1次リーグ突破に前進した。6日にアウェーで江蘇蘇寧(中国)と対戦して2―1で勝利。日本代表DF森重真人(28)が前半30分に右足で先制点をもたらすと、1―1の後半38分に再び右足で決勝弾を決め、3位から首位に浮上した。G組のG大阪はホームで上海上港(中国)に0―2で敗れ、決勝トーナメント進出が厳しい状況となった。

【試合結果 E組日程&順位表】

 “疑惑判定”をはねのけ、爆買い軍団を破った。殊勲は2日のJ1名古屋戦に続く1試合2得点の森重。前半30分に左CKからこぼれ球を右足で決め、1―1の後半38分に米本のグラウンダーの右CKをニアに走り込み再び右足で決勝弾。「アウェーで勝ち点3を取れてうれしい」と喜んだ。

 3―2で制した名古屋戦。決勝弾は小川の左CKから森重が頭で決めた。昨季までキッカーを務め、得点源だった左サイドバックの太田がフィテッセへ移籍。後釜として頭角を現したのが流通経大柏から加入2年目の小川だ。現役時代はサイドバックだった元ルーマニア代表DFの敵将ペトレスク監督も「彼は将来、欧州のビッグクラブでもプレーできる」と言う逸材。先制点は“新ホットライン”がもたらした。

 相手は前回3月15日のホーム戦で出場停止だった元ブラジル代表MFラミレスが復帰。GK秋元の好セーブなど守備陣も奮闘していた中、前半33分に橋本がパスを出した足にラミレスが引っかかり転倒。主審はまさかのPK判定。不可解な笛で同点に追いつかれた。

 それでも、屈しなかった。城福監督も勝ち点3を目指し後半19分に阿部、33分に平山らを投入。38分に森重が決勝弾を決めた。累積警告で20日の全北戦は出場停止となる主将だが、1次リーグ突破に近づいた。指揮官も「一つの笛(PK)で少しリズムが変わったが、選手はよく集中を切らさずに戦ってくれた」と満足げに振り返った。

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月7日のニュース