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FK弾だけじゃない俊輔、絶体絶命ピンチでGKに耳打ち、遠藤のPK阻止

[ 2016年4月2日 21:25 ]

<G大阪・横浜>後半ロスタイム、PKを止められて天を仰ぐ遠藤
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明治安田生命J1第1S第5節最終日 横浜2―1G大阪

(4月2日 吹田S)
 明治安田生命J1第1ステージは2日、各地で第5節の残り7試合が行われ、横浜が2―1でG大阪に逆転勝ち。4戦負けなしの3連勝で勝ち点を2桁の10に乗せ、4位に浮上した。

 横浜は0―1で迎えた前半40分、元日本代表MF中村俊輔(37)がJ1最多記録を更新する通算22本目の直接フリーキック(FK)を得意の左足で決めて同点。後半25分にはカウンターから日本代表FW斎藤学(25)がドリブルで駆け上がり、最後はこの試合がJデビュー戦となった新助っ人FWマルティノス(25)が左足で決勝ゴールを決めた。

 カリブ海のキュラソーで代表経験を持つマルティノスは「いいカウンターで、斎藤学選手が100%のスプリントでボールを持ってくれたので、あとは自分が決めるだけだった。すごくうれしい」と笑顔。

 中村は最初に得た前半11分の左FKで軸足が滑り、ボールを大きく外してしまう場面も。「1回目でずっこけちゃったのでちょっと不安だった。新しいグラウンドで、あそこまで滑るとは思わなかったけど、2回目は気を付けて蹴った。もうちょっとスピードが欲しいけど、滑るのが怖かった」と慎重に蹴って決めた一撃を振り返った。

 ロスタイム突入後の後半48分には、決められれば同点という場面で、元日本代表MF遠藤保仁(36)のPKをGK飯倉大樹(29)が抜群の反応で止めて逃げ切った横浜。PKの際に「少しアドバイスして、本当に当たった」という中村は「大樹が止めなかったら嫌な引き分けになった」と勝利に笑顔を見せつつ、飯倉への具体的なアドバイスについて聞かれると、「大したことないです、大したことないです」と煙に巻いた。

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