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宇佐美にようやく本来の輝き 積極的攻撃姿勢ドリブル最多

[ 2016年3月31日 09:00 ]

シリア戦の敵陣エリアでパス最多49本、決定機演出長友へも最多10本と本領発揮した宇佐美

 日本代表が2試合連続5ゴールでW杯2次予選を1位突破で終えた。シュート数は計27本と数多くの決定機が見られた。香川が2得点、本田が予選出場6試合連続得点、岡崎がAマッチ通算100試合出場と目立ったがようやく本領発揮したのが宇佐美だ。

 予選7試合目、3度目の先発で最長の84分間に出場。アタッキングサード(ピッチを3分割した敵陣側エリア)でのパス数は49本。香川の44本、本田の32本を上回ってチーム最多を記録し、パス成功率も73.5%で2人より高かった(本田71.9%、香川63.6%)。

特に左サイドでオーバーラップする長友に同エリアで最多の10本のパスを出して、決定機の演出に貢献した。また、パスだけでなく、ドリブルも計9回と最多(2位が香川の7回)。チャンスメークとともに自ら攻撃も仕掛けた。輝きを見せた宇佐美だが、シュート3本はいずれも枠内も決まらず、5ゴールにアシストなどで直接絡むことはなかった。それでも積極的に攻め続けた姿勢はこれまでになかったことだ。最終予選では勝敗を決するプレーを期待したい。

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2016年3月31日のニュース