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U23 原川PK弾でドロー…リオ当落線メンバーらアピール失敗

[ 2016年3月29日 05:39 ]

スポルティングBと引き分け悔しそうな表情の原川(中央)らU―23日本イレブン

 リオデジャネイロ五輪に向けた強化のためポルトガルに遠征中のU―23日本代表は28日、ポルトガル2部のスポルティングBと練習試合を行い、1―1で引き分けた。0―1の後半31分にMF原川力(22=川崎F)がPKを決めて追いついた。

【試合結果 U―23日本代表メンバー】

 リオ五輪のメンバー入りへ当落線上の選手が多く出場したが、結果を残すことはできなかった。勝利を挙げたU―23メキシコ代表戦から先発を6人交代して臨んだが、フィジカルで勝る相手の圧力に屈した。前半10分にGK杉本が相手を倒し、そのPKを決められて先制を許す。0―1の後半31分にMF原川のシュートが相手選手のハンドの反則を誘い、原川がPKを決めて追いついた。だが、前半31分のFWオナイウの左足ボレーは枠外に外れ、後半33分にMF鎌田からパスを受けたMF中島のシュートはGKに阻まれるなど精度を欠く場面が多かった。

 相手はポルトガル2部のスポルティングBで現在24クラブ中11位のチーム。同年代の選手が多かっただけに原川は「後半もっと仕留めるチャンスがあった。本大会の相手はもっと組織的になって難しくなる。五輪までの時間はよりシビアにやっていかないと」と反省を口にした。この試合はDF植田を右サイドバックに置き、中島を1トップに入れるなど本職以外の対応力もテスト。手倉森監督は「高めないといけない部分を個人個人が理解した試合になった。試合はプラン通りで練習も充実し、いいキャンプだった」と前向きだった。

 ▼MF南野 立ち上がりにちょっとバタバタした。(自分が)決めるチャンスはいくつかあった。追い付けたのはよかった。

 ▼MF鎌田 (自分が)得点できずに残念。でも、思った通りにプレーはできていた。

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