×

香川 シリア戦貪欲にゴールを!俊輔の代表24得点に「あと1」

[ 2016年3月28日 05:30 ]

日本代表練習で軽快な動きを見せる香川(中)

 29日にシリアとの18年W杯ロシア大会アジア2次予選に臨む日本代表は27日、さいたま市内で練習を行った。24日のアフガニスタン戦で途中出場だったMF香川真司(27=ドルトムント)は、トップ下で先発復帰が濃厚。昨年9月8日のアフガニスタン戦以来6試合ぶりのゴールを決め、現役MF登録として日本人最多得点記録を持つ24ゴールの中村俊輔に並び、追い抜く。

【日本代表メンバー W杯アジア2次予選】

 誰よりもゴールに飢えている。香川は昨年9月のアフガニスタン戦で国際Aマッチ通算23得点とし、中村俊輔の24得点まであと1ゴールとしたが、そこから5戦連続不発と足踏み状態。このままでは現10番のプライドが許さない。香川は迷いなく言い切った。

 「結果を常に求められるポジションですし、次の試合で点を取りたい。ゴールばかり焦らず、チーム、個人としてやることをやればチャンスは必ず生まれる。あとは自分が決めるか、決めないかだと思う」

 国際Aマッチ78試合で積み重ねた得点は23得点。あと1点で「日本代表の10番といえば中村俊輔さんのイメージが強い」と尊敬する中村の記録に並ぶ。とはいえ、並ぶだけでは満足しない。17日で27歳となったエースは「(この年齢は)いろいろな経験が重なって、一人の選手として成長している選手が多い。個ではなく、チームのことを考えながらやって、この1年成長していかないと」と、中心選手としてさらなるレベルアップを求める構えだ。

 発奮材料もある。アフガニスタン戦では香川の“代役”としてトップ下を務めた清武が1得点を含め、4得点に絡む活躍。C大阪時代の後輩の活躍に「どんな状況に陥ろうが、結果を残さないと評価されない。キヨが結果を残して、自分にとっては刺激になる」と闘志に火が付いた。

 シリア戦には、日本協会の新副会長に就任した岡田武史氏が視察に訪れる可能性が高い。香川にとっては08年4月、19歳で日本代表に初招集された際に指揮を執っていた“恩師”でもある。あれから8年。当時から素質を高く評価していた岡田新副会長の目の前でゴールネットを揺らし、進化した姿を見せつける。

続きを表示

2016年3月28日のニュース