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オランダの伝説ヨハン・クライフ氏死去 がん闘病の末…68歳

[ 2016年3月24日 21:52 ]

ヨハン・クライフ氏(2006年撮影)=AP

 オランダ出身の元サッカー選手で、指導者でもあったヨハン・クライフ氏が24日、死去した。68歳だった。

 クライフ氏の公式サイトで、がんとの闘病の末、バルセロナで家族に見守られながら息を引き取ったと報告されたもの。

 クライフ氏は元オランダ代表の名選手で、スピード豊かなプレーから「空飛ぶオランダ人」の異名を取った。攻守分業が常識だった時代、ポジションにこだわらず流動的にプレーする「トータルフットボール」と呼ばれたオランダ代表の中心として1974年ワールドカップ(W杯)西ドイツ大会での準優勝に貢献。所属したアヤックス(オランダ)では、欧州チャンピオンズリーグの前身、欧州チャンピオンズカップを3連覇するなど輝かしい成績を残し、欧州年間最優秀選手賞「バロンドール」(現世界年間最優秀選手賞)も3度受賞した。

 また、指導者としてもスペイン1部リーグのバルセロナなどで監督を務め、リーグ4連覇、欧州チャンピオンズ杯優勝などの偉業を成し遂げた。だが、昨年10月に肺がんを患っていることが報じられていた。

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