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U23の救世主ファン・ウェルメスケルケン・際を初招集へ

[ 2016年3月13日 08:20 ]

ドーハの奇跡だ!アジアの頂点に立ち歓喜を爆発させるU―23日本代表イレブン

 今月末に予定されているU―23日本代表のポルトガル遠征に、オランダ2部ドルトレヒトのDFファン・ウェルメスケルケン・際(21)が初招集されることが分かった。すでに昨年末にリストアップ。五輪世代の招集は協会側に拘束権はないが、ドルトレヒト関係者によると、12日までに招集を要望するレターが届いたという。遠征メンバーは14日に発表される。

 2月にリオ五輪アジア最終予選に出場したDF室屋(FC東京)が左第5中足骨を骨折して離脱。10日にはDF松原(新潟)が右膝外側半月板損傷で手術を受け、全治3カ月と診断された。サイドバック2人が離脱する緊急事態で、チームは新たな人材発掘の必要に迫られていた。

 際は今季後半戦は主に右サイドバックで先発している。また本職は左サイドバックで昨年11月27日のヨングPSV戦ではプロ初得点。左右両サイドバックを高いレベルでこなせることも強みだ。際はオランダ人の父と日本人の母を持ち、甲府の下部組織に所属したことがある。Jリーグ未経験の選手が手倉森ジャパンの救世主になる可能性が出てきた。

 ◆ファン・ウェルメスケルケン・際(さい)1994年6月28日、オランダ生まれの21歳。2歳の時に家族で来日。甲府U―15からU―18を経て13年にドルトレヒトのBチームに入団。1メートル78、68キロ。右利き。

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