大久保W首位弾 寿人に並ぶJ最多158得点&チームは7年ぶり浮上

[ 2016年3月13日 05:30 ]

<川崎F・名古屋>後半、J通算158点目となるゴールを決めた大久保

明治安田生命J1第1S第3節 川崎F3―2名古屋

(3月12日 等々力)
 川崎FのFW大久保嘉人(33)はホームでの名古屋戦で今季2点目を決めて歴代最多に並ぶJ1通算得点を158とした。チームも3―2で勝ち、川崎Fは勝ち点7で首位に立った。

 ゴール前での動きで勝負はあった。1―2で迎えた後半30分。川崎Fの右CKからの流れで中村がゴールラインギリギリからクロスを逆サイドに入れる。待っていたのは巧みなステップでマーカーをかわした大久保だ。低い姿勢で頭で合わせて同点ゴール。喜ぶこともなくボールを手にすると、急いでセンターサークルへ向かっていった。

 「(名古屋の)安田がオレの前に入ろうとしていたが、駆け引きして前に入ろうとした」。価値ある2試合連続ゴールは中山雅史(JFL沼津)を抜き、佐藤寿人(広島)に並ぶJ1通算158点目でトップに立った。

 「まだ通過点。これからも取っていきたい。前半はアイデアを欠いていたが、後半は川崎Fらしいサッカーができた」と大久保は振り返る。前半6分に大久保が起点となってエウシーニョのゴールで先制しながら、チャンスを逃し続け、一度は逆転された。逆転につなげた一撃にはエースのプライドも込められていた。

 どうしても決めたい理由があった。次男・緑二くん(6)が6日夜、肺炎を患い、緊急入院した。妻・莉瑛さんが病室で看病しており、快方に向かっているが、大久保のゴールがなによりの薬になる。試合は午後7時開始、面会時間が午後8時までで、テレビもそこで見られなくなる。「前半で取りたかった」とはちょっと悔しそうだが、あらためて見舞いに行って報告する。

 中村の決勝点で、チームは09年以来7年ぶりの首位。クラブは創立20周年のメモリアルイヤーに悲願の優勝を目標に掲げる。大久保は「まだ3節、一試合一試合大事にやっていくだけ。今年はタイトルを獲りたい」。背番13がJ1最多得点を更新することが、チームが首位を走る原動力となる。

 <記録ずくめの試合> ○…川崎Fが名古屋に逆転勝ち。勝ち点7で単独首位に立った。昨シーズン開幕戦で浦和、清水と並んでの首位はあったが、単独首位は09年第31節(11月8日)以来、約6年半ぶり。

 ○…FW大久保が後半30分に同点ゴール。J1通算158得点とし、佐藤(広島)に再び追いつき、J1リーグ通算得点トップに立った。

 ○…決勝ゴールはMF中村のJ1リーグ通算50得点。川崎Fではジュニーニョ(110点)大久保(68点)に次いで3人目のチーム50得点目。

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