澤穂希さん　今後のなでしこへ金言「個々の能力上げないと強くならない」

海外ドラマ「ＨＥＲＯＥＳ　ＲＥＢＯＲＮ／ヒーローズ・リボーン」イベントに登場した澤穂希さん（左）と祐真キキ

　昨季限りで引退した元なでしこジャパンの澤穂希さん（３７）が１０日、米人気ドラマシリーズの最新作「ＨＥＲＯＥＳ　ＲＥＢＯＲＮ／ヒーローズ・リボーン」の都内で行われた日本初放送記念イベントにゲスト出演した。

　澤さんは前日まで開催されたサッカー女子リオ五輪最終予選で、４大会連続の五輪出場を逃したなでしこについて、「目標ではない結果になったのは残念だけれど、これが今の現実だということを（選手の）皆も受け入れていると思う」と分析。「それでも前を向いて進んでいかなければいけないので、すぐにリーグ戦も始まりますし次の目標大会後に向かってほしい」とエールを送った。

　大会後、選手個々と連絡は取っていないが、今後の強化については「個々の能力を上げていかないと強くはならない。０からのスタートなので、上にいけるよう各選手に頑張ってほしい」と激励。退任を示唆している佐々木則夫監督（５７）に対しては、「なでしこがここまで知られるようになったのは監督あってこそ。感謝の気持ちしかありません」と話した。

　イベントでは、同ドラマにオーディションで抜てきされた祐真（すけざね）キキ（２６）と初対面し、「１人で海外に行って、英語も習得して頑張っている。尊敬します」と称賛。親友のレスリング・吉田沙保里（３３）はドラマ出演の経験があるが、自身については「無理です。セリフが覚えられない」と消極的だった。