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決勝アシストの宮間「申し訳なさとうれしさとで気持ちがいっぱい」

[ 2016年3月9日 22:19 ]

<日本・北朝鮮>前半、ボールを競り合う宮間(右)
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リオデジャネイロ五輪アジア最終予選 日本1―0北朝鮮

(3月9日 金鳥スタ)
 サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は9日、大阪市内で行われ、4大会連続の五輪出場を逃したなでしこジャパンは、キンチョウスタジアムで北朝鮮と対戦。後半35分にFW岩渕真奈(22=バイエルンM)がMF宮間あや(31=岡山湯郷)の左クロスを頭で決めた1点を守り抜いて1―0で勝利を収め、通算2勝1分け2敗の3位で最終戦を終えた。

 決勝アシストをマークし、今予選初となる無失点で最終戦を終えた主将のMF宮間は、「雨の中、切符を逃したにもかかわらず、私たちのためにたくさんの方たちが集まって下さって、申し訳なさとうれしさとで気持ちがいっぱいです」とまずはスタンドに詰めかけたファンに感謝。「全員の気持ちが乗った試合だと思いました」と北朝鮮戦を振り返った。

 初戦のオーストラリア戦でまさかの黒星発進となり、2戦目の韓国戦ドローで自力突破が消滅。3戦目の中国に敗れて、4大会連続となる五輪出場が絶望的となった。「頑張るのは当たり前。試合に勝てないと頑張っていないと思われてしまうので、これからも結果を大事にしていきたいと思います」という宮間。10日間で5試合を戦う過密日程の中、苦戦が続いた大会中の自身の気持ちを「1試合1試合、逃してしまった申し訳なさで胸はいっぱいでしたけど、チームとして最後まで戦いたいと思っていました」と表現した。

 今後に向けては「本当にたくさんの経験をした選手が多いと思うので、それぞれが女子サッカーの代表として、今後も頑張っていかなければいけないと思います」と自分自身を含めた選手全員に課された責任について口にし、「オリンピックの出場を逃してしまい、本当に申し訳ありませんでした。これからもサッカーは終らないので、ぜひ応援よろしくお願いします」とインタビューをしめくくった。

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