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佐々木監督、退任示唆「切符取れなかったのは僕のせい 責任取る」

[ 2016年3月9日 21:55 ]

<日本・北朝鮮>サポーターに手を振る佐々木監督

リオデジャネイロ五輪アジア最終予選 日本1―0北朝鮮

(3月9日 金鳥スタ)
 サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は9日、大阪市内で行われ、4大会連続の五輪出場を逃したなでしこジャパンは、キンチョウスタジアムで北朝鮮と対戦。後半35分にFW岩渕真奈(22=バイエルンM)がMF宮間あや(31=岡山湯郷)の左クロスを頭で決めた1点を守り抜いて1―0で勝利を収め、通算2勝1分け2敗の3位で最終戦を終えた。

 2007年12月に就任した佐々木則夫監督(57)は試合後のインタビューで「リオの切符は取れなかったですけれども、選手は本当によく頑張ってくれました」と選手をねぎらい、「本当に逆境になった時、後がない時でも、なでしこらしく選手たちはやってくれた」と愛弟子たちを評価。

 リオデジャネイロ五輪の出場権を逃したことに関しては「指揮官たる僕、監督の力不足だったと思います」とし、「ここで切符を取れなかったのは僕のせいですから、しっかりと責任を取って、そして新たななでしこジャパンを是非また後押しして下さい。よろしくお願いします!」とスタンドに向けて“惜別”と思える言葉を投げかけた後、「どうもありがとうございました!」と声を張り上げて今予選を最後に8年以上務めた監督の座を退くことを示唆した。

 昨年限りで現役引退した澤穂希さん(37)と並んで、なでしこジャパンの“顔”だった佐々木監督。11年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会で日本を初優勝に導き、翌12年のロンドン五輪と昨年のW杯カナダ大会では準優勝と輝かしい成績を残してきた指揮官にとって、北朝鮮戦がラストマッチとなる可能性は極めて高そうだ。

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