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佐々木監督インタビュー全文「本当に様々なことがあったが選手に感謝」

[ 2016年3月9日 22:34 ]

<日本・北朝鮮>サポーターに手を振る佐々木監督

リオデジャネイロ五輪アジア最終予選 日本1―0北朝鮮

(3月9日 金鳥スタ)
 サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は9日、大阪市内で行われ、4大会連続の五輪出場を逃したなでしこジャパンは、キンチョウスタジアムで北朝鮮と対戦。後半35分にFW岩渕真奈(22=バイエルンM)がMF宮間あや(31=岡山湯郷)の左クロスを頭で決めた1点を守り抜いて1―0で勝利を収め、通算2勝1分け2敗の3位で最終戦を終えた。

 2007年12月に就任した佐々木則夫監督(57)は試合後のインタビューで、今予選を最後に監督を退くことを示唆した。監督インタビューは以下の通り。

 ――おめでとうございます
 「本当にきょうは雨の中、リオの切符は取れませんでしたけれども、選手たちは本当によく頑張ってくれました。また、ご声援、本当にありがとうございます」

 ――最後は北朝鮮にかなり攻め込まれるシーンもあったが?
 「点を取ったことだけですよ。本当によく選手たちは自分たちのリズムでよく頑張ってくれました」

 ――なでしこらしさは最後の試合で見せられたか?
 「そうですね。本当に逆境になった時にですね…後がない時でも、なでしこらしく選手たちはよくやってくれたと思います」

 ――今大会は非常に悔しい結果になりましたが、5試合を振り返って
 「指揮官たる僕、監督の力不足だったと思います、この大会については。でも、本当に最後の最後まで選手は諦めずに頑張ってくれました。僕自身も、これまで本当に様々なことがありましたけども、本当に選手に感謝しています」

 ――なでしこはこの経験をどうつなげていかなければならない?
 「今回の結果というものをしっかりと受け止めて、そして、その反省のもとに、また、フランスW杯、東京五輪につなげていくにあたっては、若い選手もこういった逆境にもくじけず、精いっぱい頑張るこの姿を見てぜひ成長して、また新たななでしこジャパンを結成して頑張ってもらいたいと思いますね」

 ――監督の今後については?
 「ここで切符を取れなかったのは僕のせいですから、しっかりと責任を取って、そして新たななでしこジャパンを是非また後押しして下さい。よろしくお願いします!どうもありがとうございました!」

<なでしこジャパンのリオ五輪アジア最終予選結果>
2月29日 ●1―3 オーストラリア
3月 2日 △1―1 韓 国
4日 ●1―2 中     国
7日 ○6―1 ベ ト ナ ム
9日 ○1―0 北  朝  鮮

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2016年3月9日のニュース