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澤さん、まさかの黒星発進に「ものすっごく物足りなさを感じます」

[ 2016年2月29日 21:48 ]

<日本・オーストラリア>試合を見つめる澤さん

リオデジャネイロ五輪アジア最終予選 日本1―3オーストラリア

(2月29日 金鳥スタ)
 女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は29日、大阪市内で開幕。4大会連続の五輪出場を目指すなでしこジャパンは、初戦でオーストラリアに1―3で敗れ、まさかの黒星発進となった。

 なでしこジャパンの10番を長く背負い、昨年限りで現役を引退した澤穂希さん(37)は試合を中継したNHKのゲストとして試合観戦。まさかの3失点スタートとなった試合後、「なでしこらしいサッカーができなかったのか、させてもらえなかったのか。本当に課題の多い試合だった」と切り出すと、「攻守にわたって、ものすっごく物足りなさを感じます」と語気を強めた。

 FIFAランク4位の日本に対し、オーストラリアは9位。だが、澤さんも出場し、日本が準優勝した昨夏の女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会では準々決勝で対戦し、途中出場のFW岩渕が後半42分に決勝ゴールを決めて1―0で辛勝した相手で、最初から簡単に勝てる相手ではなかった。

 6チームが参加する最終予選は、10日間で5試合を戦う過酷なスケジュール。黒星発進で6チーム中5位と苦しいスタートとなった日本は、中1日で韓国との対戦が待っている。落ち込んでいる暇はなく、「気持ちを切り替えて次の準備をしないといけない」と澤さん。「きょうの敗戦をしっかり胸に受け止めて、気持ちを切り替えて頑張ってほしいなと思います」と後輩たちにエールを送った。

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