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C大阪“大熊イズム”で白星発進!柿谷「負けたら許されないんで」

[ 2016年2月29日 05:30 ]

<町田・C大阪>後半26分、ヘッドでゴールを決めるC大阪・山村

明治安田生命J2第1節 C大阪1―0町田

(2月28日 町田)
 C大阪は敵地で町田と対戦し、1―0で勝利した。後半26分にCKから新加入のDF山村和也(26)が先制点。押し込まれる展開が続きながらも1点を守りきり、J1昇格へ白星スタートを切った。

 内容で上回られても、何より大事な勝ち点3を得た。今季の初陣で敵地に乗り込んだC大阪は、歴代最多観衆の声援を受けた町田に序盤から圧倒される。だが、耐えて迎えた後半26分、MFブルーノ・メネゲウのCKから山村が頭で合わせて決勝弾。鹿島から完全移籍で加入した背番号24は「開幕戦に出るのは初めてだったんで結果が出て良かった」と笑顔を見せた。

 “大熊イズム”が発揮されたのは先制後だ。J1昇格を逃した昨季は40失点を喫し、時間帯を15分ごとに区切ると、後半31分からが14失点と全体の35%を占めていた。反省を踏まえて始動した今季は、紅白戦後のダッシュや50分ハーフの練習試合を実施するなど、終盤の粘りを強化。1点リードを守り抜いたDF山下は「そこの時間帯にはこだわっていたんで」と、うなずいた。

 バーゼルから復帰した主将のFW柿谷も、時にゴールラインまで戻り守備にも奔走。「どれだけ良いサッカーをしても負けたら許されないんで」と自らに言い聞かせるように語った。まだまだ攻守に課題は多いとはいえ、絶対目標のJ1復帰に向けてC大阪が白星発進した。

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2016年2月29日のニュース