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G大阪、得点力不足深刻…今季公式戦3試合でたった1得点

[ 2016年2月29日 05:30 ]

<G大阪・鹿島>後半、途中交代で投入する宇佐美に声をかける長谷川監督

明治安田生命J1第1S第1節 G大阪0―1鹿島

(2月28日 吹田S)
 今年もスロースターターやん…。G大阪は28日、ホームの吹田市立スタジアムで鹿島と対戦し、0―1で敗戦。過密日程を考慮し、24日のACL水原三星(韓国)戦から先発6人を入れ替える策も実らなかった。20日のゼロックス杯・広島戦から公式戦1分け2敗。次戦は中2日で3月2日・ACLメルボルン戦(吹田)を迎える。そろそろ勝ってくれんと困るで!

 公開ザンゲだった。水原三星戦から攻撃陣総取っ替えの6人変更。後半21分から投入したFW宇佐美も流れに乗りきれず、逆に自らのサイドから崩された。リーグ開幕戦は5年連続で勝利なし。長谷川監督は苦渋に満ちた表情で、責任を背負い込んだ。

 「選手は気持ちを出してくれて戦ってくれた。勝利に導けなかった自分自身が情けない。向こうの交代(カイオと鈴木)がハマって、こちらの交代がハマらなかった。そこで明暗が分かれた」

 昨年はACL開幕2連敗。リーグ戦も開幕2試合勝ち星がなかった。今季キャンプでは「良いスタートを切ろう」と言い続け、取り組んできた。同時にアデミウソンや藤本ら新戦力との融合も図ってきた。だがゼロックス杯・広島戦は1―3の敗戦。この日も前半はシュート2本に終わり、主導権を握れなかった。見せ場は前半41分のMF藤本のバー直撃シュートと、後半21分に藤本がGKと1対1を迎えたシーンのみ。守備陣が奮闘している中、攻撃陣は3試合1得点と眠ったままだ。

 「1点を加える側のプレーをしないといけなかったのに、1点を与える側になってしまった」。シュート0本に終わった宇佐美は悔しさを滲ませる。フル出場したMF遠藤も「試合で修正していくしかない」と絞り出した。

 次戦は中2日でACLメルボルン戦。長谷川監督は「勝って、シーズンの循環を良くしていきたい」と話せば、宇佐美も「シーズン序盤は難しい状況になる。いかに早く乗り越えられるか」と気合を入れる。ACLとリーグのタイトルを目標する16年シーズン。メルボルン戦こそエンジン着火の一戦にしたい。

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