山口蛍　本職の守備的ＭＦでフル出場　ハノーバー移籍後初勝利

　サッカーのドイツ１部リーグは２７日、各地で行われ、ハノーバーの清武弘嗣はアウェーのシュツットガルト戦で終盤までプレーし、前半に同点ゴールをアシストするなどＦＫで２点に絡み、２―１の勝利に貢献した。ハノーバーの酒井宏樹、山口蛍はフル出場。同リーグの同一チームで日本の３選手が先発したのは初めて。

　今季途中にＪ２のＣ大阪からハノーバーに加入した山口にとっては移籍後初勝利。初めて本職の守備的ＭＦで起用され、フル出場した。

　守備面ではペナルティーエリアのすぐ外で反則を犯し、危険な位置でＦＫを与えた場面もあった。しかし、攻撃面は司令塔の清武をうまくサポートする働きが光り、勝利に貢献した。

　これまでは不慣れなサイドのＭＦで起用されて前半途中に交代させられたこともあっただけに、「（出場）３試合目ですけど、やっとブンデスデビューしたような感じ」と充実した表情を浮かべた。（共同）