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武藤 Jプライド弾!浦和 日本勢唯一の白星発進

[ 2016年2月25日 05:30 ]

<浦和・シドニーFC>前半、浦和・武藤が先制ゴールを決める

ACL1次リーグH組 浦和2―0シドニーFC

(2月24日 埼玉ス)
 2年連続の出場となったACL1次リーグH組の浦和は、シドニーFC(オーストラリア)を2―0で下し、優勝した07年以来の1次リーグ初戦白星となった。前半8分に今季から背番号9をつけるFW武藤雄樹(27)が先制点をマーク。後半20分には途中出場のFW興梠慎三(29)が自ら得たPKを決め、勝利をたぐり寄せた。

 シドニーFCを背番号9が粉砕した。前半8分、梅崎の右クロスが相手DFに当たり、ペナルティーエリア内右のゴールライン際へ。ズラタンがDFを引きつけたスペースに逆サイドから走り込んだ武藤が、振り向きざまに右足を振った。左サイドネットを射抜き、今季の公式戦初戦で待望の先制点。「DFは(自分の動きを)気づいていなかった。そこに走ったら、こぼれてきた。狙って決められてうれしい」。両手で誇らしげに「9」を指すパフォーマンスで喜びを表現。鮮やかな活躍でマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 新エースとしての自覚があった。昨季はリーグ戦チーム最多の13得点を挙げるなどブレークし、初選出された日本代表では東アジア杯得点王。クラブから打診を受け、「ミスター・レッズ」と呼ばれた福田正博氏、永井(現J2群馬)、エジミウソン、原口(現ヘルタ)がつけたストライカーの系譜を受け継いだ。「たくさんの期待を結果で応えないといけない。決めてやろうと思っていた」。5代目エースとして、好スタートを切った。

 別の発奮材料もあった。敵将のアーノルド監督は、仙台時代の14年に指揮官として我慢強く使い続けてくれた監督。前日練習の時にあいさつした武藤は「ゴールを決めてみせる」と誓い、「来週にしてくれ」と冗談交じりに返されたという。有言実行の“恩返し弾”には敵将も「今の状態を誇りに思っている」と敬礼。試合後には「GOOD LUCK!」と言い、健闘を称え合った。

 13、15年とペトロヴィッチ体制で臨んだACLはアウェーでの初戦を落とし、ともに1次リーグ敗退に終わった。武藤は「ホームで勝ち点3を獲ることが前提。勝てたことに満足している」と語った。1次リーグでの初戦白星は優勝した07年以来。それに続くアジア制覇をもくろむ浦和が、日本勢で唯一の好発進を果たした。

 ▼シドニーFC・アーノルド監督 大きな2つのミスが失点につながった。自滅した。(14年に仙台を指揮したが、1勝もできずに退任。日本の地でまたも勝利を逃し)

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