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広島、逆転負けでACL黒星スタート 清水弾で先制も2失点

[ 2016年2月23日 20:50 ]

<広島・山東>前半、競り合う広島・皆川(左)

ACL1次リーグF組 広島1―2山東魯能

(2月23日 Eスタ)
 サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は23日、各地で1次リーグが始まり、昨季J1王者の広島はF組初戦で山東魯能(中国)と対戦。後半19分にMF清水航平(26)のゴールで先制しながら2点を奪われ、1―2で敗れて黒星スタートとなった。

 広島は3―1で勝利した20日の富士ゼロックススーパー杯(日産ス)から先発6人を入れ替え、ゼロックス杯で先制ゴールを決めた際に左太腿裏を痛めた元日本代表FW佐藤寿人(33)は欠場。今季からエースナンバーの10番を背負うU―23日本代表FW浅野拓磨(21)や清水から加入のFWピーター・ウタカ(32)らが先発した。

 序盤から右MF柏好文(28)や左MF清水が再三ゴール前にクロスを配給。浅野やFW皆川佑介(24)にボールを合わせたが得点は奪えず、ウタカやDF塩谷司(27)のミドルシュートも不発。前半終了間際には、浅野がGKとの1対1となった決定的なシーンで右足シュートを外し、前半を0―0で折り返した。

 前半に続いて後半もシュートを放ちながらなかなか決まらない展開だったが、後半19分、ついに広島が均衡を破った。塩谷の右クロスを中央で皆川が落とし、ペナルティーエリア内に左から走り込んだ清水が胸トラップしてから左足を一閃(せん)。ボールはゴール右隅に吸い込まれる先制弾となった。

 だが、直後の後半22分、FWヤン・シュウに同点弾を決められると、33分には元ブラジル代表FWジエゴ・タルデリにフリーで決められ、痛恨の失点。45分には右CKにDF千葉和彦(30)が頭を合わせたが、相手GKの好セーブに阻まれ得点ならず、Jリーグ王者・広島がまさかの逆転負けで黒星発進となった。

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