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森重 韓国の“山脈”完封再び!過去2度対戦FWキムは攻略済み

[ 2016年2月23日 05:30 ]

全北戦を前に記者会見するFC東京の森重

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグは23日に開幕し、FC東京は韓国Kリーグ王者の全北と敵地で対戦する。リーグ3連覇中の相手の攻撃陣は韓国代表の長身FWキム・シンウクを筆頭に強力だが、日本代表で主将のDF森重真人(28)はフィジカルでの真っ向勝負を堂々と宣言。その実力をアジアの舞台で存分に発揮し、チームを勝利へと導く。

 森重が韓国でも実力を見せつける。決戦の地となる全州W杯競技場で行われた試合前日の公式会見。城福監督とともに壇上に立った森重は「素晴らしいチーム」と相手の印象を述べた上で「そのチームに自分たちが敵地でどれだけ勝ち点を奪えるか。勝利を目指してやっていきたい」と必勝を誓った。

 06年以来のアジア制覇を狙う全北は今オフ、豊富な資金力を生かし大型補強を敢行。攻撃陣は昨季の得点ランクで上位4人のうち3人をそろえる豪華布陣となった。中でも注目は1メートル96の長身を誇るキム・シンウクだ。蔚山に所属した昨季は18ゴールで得点王を獲得。年俸も推定1億5000万円でKリーグトップという。

 FC東京にとってはいかに攻撃陣を抑えるかが勝負の鍵となるが、森重は初出場となった12年のACL1次リーグ、昨夏の東アジア杯で金信旭と2度対戦し、いずれも無得点に抑えている。3度目の対戦へ向け「フィジカル勝負になると思う。1対1の局面で負けないこと」と強い意気込みを語った。

 かつて元イタリア代表DFフェラーラ氏をうならせた森重の実力はアジアでも屈指と言える。実際、今オフも元日本代表監督のザッケローニ氏が指揮官に就任した北京国安、上海申花など、中国1部の金満クラブが熱烈なラブコールを送ったという。「優勝チームもここ最近は日本勢が少ない。まずはクラブレベルから、アジアチャンピオンを目指していかないといけない」と森重。試合当日は氷点下7度の極寒が予想される中、頼れる主将が勝利へと導く。

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