×

FC東京 ACL初戦相手の全北、指揮官が自信「しっかり準備した」

[ 2016年2月22日 15:53 ]

会見を行った崔康熙監督(左)とGK權純泰

 FC東京は23日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ初戦で韓国Kリーグ王者の全北とアウェーで対戦する。

 決戦地となる全州ワールドカップ競技場で前日の公式会見に臨んだ全北の崔康熙(チェガンヒ)監督(56)は「ホームの3試合はとても重要。その中で最初の試合は勝つことが大事」と初戦の重要性を強調した上で必勝を宣言。「しっかり準備してきている。選手も良い準備している。個人的にも期待している」と自信を見せた。

 全北は昨季のG大阪など、過去ACLで対Jリーグ勢に3勝5分け10敗と大きく負け越している。だが、チームは今オフ、06年シーズン以来となるアジア制覇とリーグ連覇へ向け、昨季リーグ得点王で1メートル96の韓国代表FW金信旭(キムシンウク)らの大型補強に成功。各位置にレギュラークラスを2人そろえる豪華陣容を形成した。

 崔監督は「ホームでは相手が守備的にきて、その中でカウンターでやられてなかなか勝てずに引き分けが多かった。昨年G大阪に負けたときは、リーグと並行してきた中で、選手に疲れなどが出て良い結果が出なかった」と過去の敗因を分析。その上で「そのためにいろいろ理由を分析し、今年は勝つための補強をした」と言い切った。

 相手のFC東京については「詳しくは言えないが、Jリーグらしい特徴を持っている。戦力分析は終えている。昨季から先発の11人のうち5人代わっている。公式戦はチョンブリ戦しか見ていないけど、あすはホームでどれくらい私たちの特徴を出せるかが鍵になる」と語り、気になる選手は?との問いには「こういう質問はあまり受けたくないけど、何人かは見つけた」と個人名は避けた。

 2度目のACL制覇を目指す全北は、FC東京との初戦に照準を合わせ、FC東京よりも10日早い1月4日に始動。5日からスタートしたドバイ、ドーハ合宿では、日本代表MF香川が所属するドルトムントやロコモティフモスクワ(ロシア)など欧州の強豪クラブとテストマッチを行った。それだけに崔監督も翌日の試合へ「1点入れられたら2点入れると、チームを強く信じている。1失点で崩れるようなチームではない」と自信をみなぎらせた。

続きを表示

2016年2月22日のニュース