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G大阪・長谷川監督先制パンチ 宿敵・広島に「勝つ」「倒す」連発

[ 2016年2月19日 05:30 ]

ゼロックス杯を前に互いに闘志を燃やし合った(左から)広島・森保監督、青山、G大阪・岩下、長谷川監督

 20日の富士ゼロックススーパー杯(日産スタジアム)の公式会見が18日、都内で行われた。天皇杯王者・G大阪の長谷川健太監督(50)はタイトル奪取を宣言し、J王者の広島・森保一監督(47)に先制パンチを見舞った。過去2年間、ゼロックス杯を含む国内4タイトル中7タイトルを両クラブで取り合ってきた“新ライバル対決”。第1ラウンドを制し、2年ぶりJリーグ王者、ACL制覇への弾みをつける。

 冷静な敵将とは対照的に、長谷川監督の口調は次第に熱を帯びた。「昨年はチャンピオンシップ(CS)で悔しい思いをした。広島とは今季も何度も大事な舞台で対戦する。その第1戦に勝って弾みをつけたい」。何度も「勝つ」「倒す」というフレーズを口にした。

 昨年のCS決勝では1分け1敗で2年連続リーグ優勝を逃した。続く天皇杯準決勝では3―0のリベンジ。天皇杯連覇へ勢いをつけたが佳境では広島が立ちはだかってきた。「素晴らしい対戦相手」というのは決してリップサービスではない。

 勝利への陣容もそろった。新スタジアムのこけら落としとなったパナソニック杯・名古屋戦ではMFアデミウソンとMF藤本の新加入選手が得点を演出。さらに足の違和感を訴えていたDFオ・ジェソクも練習復帰し、ベンチ入りメンバーに名を連ねることが濃厚だ。「18人を選ぶのも大変」とうれしい悲鳴を上げつつ「勝てるメンバーでスタートする」と現時点のベストメンバーを送り出す。

 「中国が外国人を補強しているが、そのアジアでJリーグを見せつけたい」。今季の最大目標はACL制覇。アジアの頂点まで突っ走るためにも、まずはJ王者を倒す。

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2016年2月19日のニュース