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G大阪 新本拠快幕3発!藤本&アデミ新戦力が得点演出

[ 2016年2月15日 05:30 ]

<G大阪・名古屋>後半21分、宇佐美は丹羽のゴールをアシスト

プレシーズンマッチ G大阪3―1名古屋

(2月14日 吹田S)
 市立吹田サッカースタジアムのこけら落としとなったプレシーズンマッチが14日に行われ、G大阪は名古屋を3―1で下した。日本代表MF宇佐美貴史(23)が1アシストを記録するだけではなく、元U―23ブラジル代表MFアデミウソン(22)と元日本代表MF藤本淳吾(31)の新戦力も得点を演出。新旧戦力が融合し、悲願のACL制覇、Jリーグ王座奪還へ勢いをつけた。

 新スタジアムのオープニングを飾るにふさわしい試合だった。長谷川監督は「(ベンチと)スタンドが近いので、後ろを見るのが怖かった。試合中はピッチばかり見ていました」と余裕の発言。スタンドとピッチの距離は7メートルだが、選手たちはピッチを大きく使ったダイナミックな展開を見せた。

 まずは前半26分だ。自陣でクリアボールを宇佐美が拾い、藤本へパス。左サイドに張っていたアデミウソンに藤本がダイレクトでパスを通すと、アデミウソンがDFをかわして敵陣へ独走した。最後は左足でグラウンダークロス。新スタジアム第1号ゴールとなるオウンゴールを誘発した。

 さらに36分には藤本が直接FKを今野の頭に合わせて追加点をアシスト。初めて先発起用された藤本は「初めての試合という点では良かった」と安どの表情を浮かべ、指揮官は「持ち味を出してくれた。期待以上」とご満悦。2人とも横浜からの移籍組で、ACL制覇のために呼ばれた新戦力が結果を残した。

 2―1の後半21分に、左CKから丹羽のダメ押しヘッドをアシストした宇佐美も、2人との連係に手応えを強調する。アデミウソンとは「良い絡みができた」と話し、藤本にも「ガンバにいないタイプ。合わせていくことができれば楽しみ」とさらなる上積みを見据えた。右足甲の痛みのためにFKキッカーを宇佐美と藤本に譲った遠藤も「淳吾は左利きで良いタメ、良いパスを出してくれる」と合格点を与えた。

 宮崎キャンプではフィニッシュの精度に課題を残していたが、3万5271人のファンを前に目覚めた青と黒の軍団。新旧タレントが合致し、幸先良く新スタジアムでの第一歩を踏み出した。水原とのACL初戦は24日(韓国)、鹿島とのリーグ開幕戦は28日。このまま日本、アジアの頂点まで駆け上がる。

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