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G大阪 新スタジアムで門出の白星 遠藤「雰囲気ある」

[ 2016年2月14日 19:41 ]

<G大阪・名古屋>多くのサポーターで埋まった吹田スタジアム

 J1のG大阪の新本拠地として、大阪府吹田市の万博記念公園に昨秋完成した4万人収容のサッカー専用球場「市立吹田スタジアム」で14日、オープニングマッチが開催された。3万5千人を超える観客の声援が響く中、G大阪がJ1名古屋を3―1で下し、門出を白星で飾った。

 観客席とピッチの距離が最短7メートルと臨場感が自慢の新スタジアムは、日本で初めてクラブ主導で企業や個人から寄付を募り、約140億円で建設された。元日本代表でG大阪の遠藤保仁選手(36)は「席からピッチが近いし、雰囲気もある。毎試合(観客が)これくらい入れば、素晴らしいスタジアムになる」とうれしそうに感想を述べた。

 発光ダイオード(LED)の照明で緑の芝生が一層映えた球場には、G大阪が獲得したトロフィーなどが並ぶ展覧スペースや寄付者のネームプレートも設けられた。自身の名前を記念撮影した大学生の杉木洋次郎さん(24)は「自分の寄付で完成したスタジアムの姿を見られて感慨深い」と目を細めた。

 G大阪が指定管理者として2063年3月まで運営し、最初の公式戦は今月28日に行われるJ1の第1ステージ第1節最終日の鹿島戦となる。

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2016年2月14日のニュース