【J1記者推し】G大阪・呉屋大翔 泥くさく羽ばたく関西学生L3年連続得点王

[ 2016年2月12日 08:59 ]

関学大からG大阪に新加入したFW呉屋

 J屈指の攻撃陣を誇るG大阪の中で異彩を放つ存在だ。関学大から新加入したFW呉屋大翔。最大の持ち味はクラブのストロングポイントである足元の技術の高さでも華麗さでもない。「どんな形でもゴールにねじ込める」という泥くささだ。1月24日の練習試合・FC那覇戦では4得点、2月7日の同・蔚山(韓国)戦も2得点。「どうやってゴールを取るか、ということだけを考えてきた。練習試合で結果を残せたことは収穫」と手応えを強調する。

 お手本にしているのは、セリエAで通算466試合197得点を挙げた元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギだ。「メッチャ好きでした。高校生の頃はDVDとか持っていました」と話し、裏のスペースへ抜け出す動きだしや、こぼれ球への反応の早さは往年の名ストライカーを思い起こさせるものがある。90分間の試合ではミスは付き物だ。常に味方だけではなく相手も観察し、その瞬間を見逃さないように目と頭をフル回転。そこに付け込む抜け目のなさも持ち合わせている。

 関西学生リーグでは3年連続得点王。大学4年時にはG大阪のほか神戸や福岡からもオファーが届いたが「FWは外国人との競争がある。ならば一番、競争が厳しいと思うところに入った方が成長できる」と考え、G大阪を選択した。その中にあっても物おじせずに「こういうパスを出してほしい」と要求するメンタルはプロ向きだ。

 名前の由来は「大きく羽ばたいてほしい」という両親の願いから。その名の通り将来的なA代表入り、海外移籍と大きな世界を視野に入れる。ゴールに特化したストライカーがG大阪に新たな風を吹かせる。

 ◆呉屋 大翔(ごや・ひろと)1994年(平6)1月2日、兵庫県生まれの22歳。流通経大柏高から関学大を経て今季G大阪入り。関学大では1年から主力で13年(19試合24得点)、14年(21試合27得点)、15年(21試合30得点)と関西学生リーグで3年連続得点王。15年ユニバーシアード代表。1メートル77、68キロ。利き足は右。

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