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手倉森監督 念願の岡ちゃん会!突撃アポで食事の約束!

[ 2016年2月7日 05:30 ]

岡田氏(右)との食事会の約束を取り付けた手倉森監督

 念願の岡ちゃん会だ!リオデジャネイロ五輪出場を決めたU―23日本代表の手倉森誠監督(48)が6日、元日本代表監督の岡田武史氏(59)と「食事会」の約束を取り付けた。宮崎県内で視察行脚中の指揮官はJ2千葉と岡田氏がオーナーを務めるFC今治(四国リーグ)の練習試合に足を運んで直接オファーし、快諾を得た。8月の本番を前に2度のW杯出場経験を持つ名将から世界で戦う秘けつを聞き出す。

 まさに突撃アポイントだった。手倉森監督が向かったのは元日本代表監督の岡田氏がオーナーを務めるFC今治の練習試合だ。「岡田さんが見に来るという情報は数日前から入っていた。きょうはアポイントを取りに来た」。ハーフタイムに岡田氏の元へ向かうと緊張の面持ちで食事会を打診し、快諾を得た。

 試合中は眼鏡の奥の視線が厳しい岡田氏だが、手倉森監督が声を掛けると笑顔になった。「(五輪出場)本当に良かったな!」。食事会のオファーには「やろう、やろう!東京で。週末以外ならいいぞ」と二つ返事だ。

 聞きたいことは山ほどある。10年W杯南アフリカ大会で日本を16強に導いた岡田氏。手倉森監督は「大会に臨む雰囲気が凄く良かったと聞いている。ホテルでの準備の仕方も本当にきめ細かったと」と確認するポイントを挙げた。他にも選手選考の鍵、短期決戦の秘けつなど盛りだくさん。「日本サッカーの歴史を動かしてきた人。全部メモらないと!」と訴えた。

 以前、メダリストに話を聞きたいと考えていたら偶然、メキシコ五輪で銅メダルを獲得した日本協会顧問の釜本氏に遭遇したという指揮官。「念ずればかなう、だね」。ブラジルでは蚊が媒介するジカ熱のまん延が心配されるが「ジカ(じき)に収まればいいね」。“岡ちゃん会”実現で勢いに乗り、得意のダジャレもキレキレだった。

 ▽10年W杯南アフリカ大会の岡田ジャパン 当初は前線からのプレス、高い位置からの攻撃を唱えていたが、試合で低調な内容が続くと大会直前に堅守速攻に転換。この判断が奏功し、16強に進出した。岡田監督は出場機会こそなかったが、当時34歳のGK川口を主将に指名。食事の際は座るテーブルを替えていろいろな選手と触れ合うことを求め、頼れるベテランに雰囲気づくりを一任した。またベースキャンプ地の宿舎は高級リゾートを利用。ゴルフ、卓球などリラクセーションのメニューも充実。選手、スタッフから好評だった。

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2016年2月7日のニュース