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遠藤翼 米MLS練習に参加「日本代表につながる結果を」

[ 2016年1月27日 06:44 ]

大学時代の遠藤。MLSトロントから1巡目指名を受け練習に参加

 米MLSのドラフト会議でトロントから1巡目指名を受けたMF遠藤翼(22)が25日、トロント市内でチーム練習に参加した。3月6日のシーズン開幕に向けて、アピールを開始。主戦場は2列目で「持久力や、局面を打開できるのが自分の強み。ベンチ入りしてコンスタントに試合に出られるようになりたい」と抱負を語った。

 日本協会が設立した「JFAアカデミー福島」出身。当時は、現在日本代表のハリルホジッチ監督の通訳を務める樋渡氏からもサッカーの指導を受けた。12年から留学したメリーランド大は研究成果や論文の質で評価される「世界大学学術ランキング」で43位。日本で同大学より上位にいるのは東大(21位)と京大(26位)しかない名門だ。遠藤は社会学を専攻して差別問題などを学びながらサッカー部に在籍。2年時に全米選手権準優勝に貢献するなど結果を出し、ドラフト指名を勝ち取った。

 現在MLSには元イタリア代表MFピルロ、元イングランド代表MFジェラード、元コートジボワール代表FWドログバら多数の有名選手が在籍。リオデジャネイロ五輪世代の遠藤は今後の活躍次第で日の丸を背負う可能性もあり「MLSは知名度もレベルも上がっている。そこで結果を出せば、日本代表にもつながる」と目を輝かせた。

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2016年1月27日のニュース